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□ あの本の正体を教えて下さい・雪達磨 (4/7 14:12) #1743
 └ わかりました。この本です。・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/7 18:26) #1744
  ├ えっ畑怨霊もいます。・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/7 18:31) #1745
  │├ びろーんと塗り仏の違いが?。・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/7 18:47) #1746
  ││└ はらだし・雪達磨 (4/7 19:39) #1749
  ││ └ 五体面って絵だけ・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/8 01:13) #1753
  ││  └ 五体面・雪達磨 (4/8 12:53) #1762
  │└ Re:えっ畑怨霊もいます。・雪達磨 (4/7 19:35) #1748
  │ └ Re:えっ畑怨霊もいます。・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/8 01:17) #1754
  │  └ 畑怨霊・雪達磨 (4/8 13:00) #1763
  ├ ありがとうございます!・雪達磨 (4/7 19:31) #1747
  │├ メジャーになれなかった妖怪・雪達磨 (4/7 19:46) #1750
  ││└ Re:メジャーになれなかった妖怪・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/8 01:25) #1756
  ││ └ 妖怪創作者・雪達磨 (4/8 13:25) #1764
  │└ Re:ありがとうございます!・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/8 01:22) #1755
  │ └ 外国妖怪・雪達磨 (4/8 13:30) #1765
  └ Re:わかりました。この本です。・みやすけ (4/8 00:20) #1751
   └ わいらに翼が、、・間 敏幸(壁塗伝説発見) (4/8 01:10) #1752


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#1743あの本の正体を教えて下さい雪達磨 mail home4/7 14:12

確か私が小学校の頃に買って、高校の頃に古本屋に売ってしまった妖怪本なんですけど(私、現在二十歳です)、今になってとても気になるので、ご存知の方がいらっしゃいましたら正体を教えて下さい。(ひょっとして佐藤有文氏の著書だったのでしょうか?)

<本の内容等>
形状・・・子供向けの文庫(コロタン文庫みたいな)。ただしサイズは大きめ。

おもて表紙・・・恐ろしげな髪切りの絵。他に、一つ目小僧やゴーゴンの首も描かれていた。

裏表紙・・・中のカラー口絵が四点ほど載っていた(記憶が曖昧なので、これは不確かですが・・・)。

カラー口絵・・・表紙をめくるとしばらく続くのがこれ。雪女に始まり、太陽でも死なないインドかどこかの吸血鬼(名前は忘れました)や、悪魔アスモデウスのイラストが載っている。他に、古い絵画から引用したと思われる「髪切り」「濡れ女」「食人鬼」など。

怖い話(ノンフィクション編)・・・口絵が終わると、このコーナーになる。殺されて下水道かどこかに捨てられた女の幽霊が出てくる話に始まり、黒塚の鬼婆の話、遠野の座敷童子の話、イギリスに現れた黒妖犬「プーカ」の話が載っている。

妖怪図鑑(日本)・・・怖い話の後がこのコーナー。「人間の形をしたもの」「動物の形をしたもの」「半人半獣」「器物・自然」「形が見えない」・・・といった具合に分類がされている。絵柄はどれもリアルタッチだが、一人ではなく複数の人が分担して描いたようだった。
まず初めに「耳無し芳一」に登場する平家の亡霊、白峰の魔王、お岩さんなどの幽霊が紹介され、その後は一つ目小僧をトップに日本妖怪が次から次へと紹介されていく。
ぬっぺっぽう型のっぺらぼう、人を襲って脳みそを食べる鵺、腕で絞め殺す唐傘小僧、墓場に引きずり込むうわん、羽つきわいら、口から青い息を吐く女郎蜘蛛、生首型三目八面、なんだかよくわからない怪獣と化したグズ、狸型雲外鏡、首かじり、がしゃどくろ、大どくろ、二面女、もろ首、一角大王、びろ〜ん、はらだし、角鬼、馬面、化け亀、などなど。
化け猫や狐、河童に関しては、図鑑とは別に2ページほど特別に解説を設けている。

妖怪図鑑(世界)・・・舞台は世界に移る。ドラキュラ伯爵、狼男、フランケンシュタイン、ミイラ男といった映画界の重鎮を筆頭に、ゴーゴン、ヒドラ、ネミアンライオン、ウィンディゴ、魔獣ドドンゴにまたがった死神ベヒモス、ジャングルの逆さ男、中国の白髪鬼、魚型サラマンダー、蟹型アーリマン、蛸型スキュレー、毒針妖怪ギラード、双頭妖怪ランスター、髑髏天使(っていうか、黄金バット?)などが紹介されている。

怖い話(フィクション編)・・・最後を飾るのがこのコーナー。四谷怪談を筆頭に、父親の再婚相手が実は狼女だった話(タイトル忘却)、水の幽霊と戦い、最後は凍らせて勝利する話(タイトル忘却)、小泉八雲の「食人鬼」、雪山で夢遊病になって、死んだ友人の死体を掘り起こして椅子に座らせ、一人でおびえていた男の話(これもタイトル忘却)の五編が紹介されている。


・・・と、こんな感じなのですが。
しかし、よく覚えているもんですなぁ(笑)。
この本を売った古本屋もつぶれ、もはや探す術はありません。今になって、売ってしまったことを後悔しています。
ほんと、もったいないことを・・・
情報、お待ちしております。

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#1744わかりました。この本です。間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/7 18:26
#1743
今書庫からとってきました。
それは 小学館 妖怪大図鑑 佐藤有文 昭和62年7月初版
記憶どおりコロタンより大きい「びっくころたん12」でした。
表紙はかみ切り、ゴーゴン、一つ目小僧、そしてはらだし先生までいる
豪華ラインナップ!

1ページは雪女です。
2ページは以降
魔獣バタンガ
悪魔ゲロッグ(名前が凄い。。)
吸血鬼バニーイなど、、

私の世代(34才)にはなつかしの一番詳しい妖怪図鑑
のリメイク版といったところでしょうか。
ちなみに私は大学生の頃これを買いました。
(お恥ずかしいことで、、)

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#1745えっ畑怨霊もいます。間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/7 18:31
#1744
以前過去スレで誰でしたっけ、、、。
畑怨霊は水木先生の本しかみないというスレがあったと思いますが
なんと佐藤有文氏の本にも載っているとは、、。
畑泥棒の足から生き血をとるという解説はともかく、今私も気づきました。

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#1746びろーんと塗り仏の違いが?。間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/7 18:47
#1745
この当時から指摘があったのでしょうか?
塗り仏とびろーんの違いについて述べているのがびっくり!
なんとこの妖怪は出世魚だったのです。
塗り仏が、「びろびろびろーん」という呪文で仏様に化けようと
して失敗し、(仏様に?)罰を受けて1級下のびろーんという妖怪
にされてしまったのである。
偉い順  化け仏>塗り仏>びろーん
おっとこれは凄い、びろーんから塗り仏の再昇進はないのかな。

自己矛盾をこういう返し技で返すとはびっくり!!
おちゃめですね。びっくりさせられました。
これで何故、塗り仏の絵がびろーんとして使用されたか理解できました。

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#1749はらだし雪達磨 mail home4/7 19:39
#1746
そうそう、私が知っているびろ〜んの解説はそれなんです。
塗り仏が化けるのに失敗してびろーんになったという。

そういえば、水木さんは五体面の解説にはらだしの解説に近いものを使ってますけど(酒の席に現れる云々)、はらだしが五体面をヒントに創られたものなら、まさに戻ってきたことになりますね。

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#1753五体面って絵だけ間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/8 01:13
#1749
五体面って絵だけですよね。
性質なんかやはりはらだしに似てるからって感じで作ったんでしょうか?絵以外の解説はなかったですよね。

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#1762五体面雪達磨 mail home4/8 12:53
#1753
五体面は松井文庫の百鬼夜行絵巻に描かれている絵だけの妖怪で、姿ははらだしにそっくり。
この五体面がモデルになってはらだしが創られた・・・というのはただの推理ですが・・・
でも同じ絵巻に載ってる「どうもこうも」も、もろ首と通じるものがありますし。

五体面に解説をつけたのって、やはり水木さんが最初なんでしょうかねぇ?

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#1748Re:えっ畑怨霊もいます。雪達磨 mail home4/7 19:35
#1745
確か、地面から両腕だけが伸びている絵、でしたよね?
日本の妖怪のコーナーの後の方に載っている、姿が見えない妖怪の一体で、近くに目競べ、幽谷響、枕返しがいたような・・・

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#1754Re:えっ畑怨霊もいます。間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/8 01:17
#1748
よく覚えてますね。そのとおりです。
でも畑怨霊って水木オリジナルじゃないんですかね?
創作妖怪の名手が他人の創作妖怪を採用したのか?
それとも元ネタがあるのでしょうか?

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#1763畑怨霊雪達磨 mail home4/8 13:00
#1754
たしかに畑怨霊は水木さんと佐藤さんのもの意外見たことないですね。
もし畑怨霊が佐藤さんに影響を与えたのだとしたら、原因はやはり「あのでかい顔」でしょう(笑)。
子供の頃、怖くて畑怨霊のページだけ飛ばしてましたし。私。

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#1747ありがとうございます!雪達磨 mail home4/7 19:31
#1744
そう!まさにそれです!
懐かしいなぁ〜〜
やはり佐藤氏の著書だったのですね。

バガンダにゲロッグ・・・
う〜ん、どんな形だったか思い出せない・・・

あの頃って、第三期鬼太郎の放映も手伝って、「妖怪→水木さんに聞け」みたいな感じになっていたんですけど(本当か?)、そんな中であの本を読んだ私は、「なんだこれ、出鱈目ばかりだ」などと幼心を震わせておりました(笑)。
でも、今でもこれだけはっきりと覚えてるってことは、やはり相当強烈な印象だったんでしょうねぇ。

夜、寝床で「ドドーン、ドドーン」という音が聞こえてきやしないかと真面目に恐怖する私がそこにいた・・・(笑)

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#1750メジャーになれなかった妖怪雪達磨 mail home4/7 19:46
#1747
そういえば、がしゃどくろも大どくろも同じ巨大人体骨格なのに、がしゃどくろはメジャーになれて、大どくろはメジャーになれなかった・・・

三目八面は小学館の学習マンガに紹介されたり、ファミコン鬼太郎に登場したりと地道に営業(?)してたけど、グズなんて「怪」で紹介されるまでけっこう忘れてたもんなぁ・・・

悲喜交々。

PS.二面女が「さくや妖怪伝」で復活する前に、角川スニーカー文庫でちょっとだけ活躍していたことはここだけのお話(笑)。

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#1756Re:メジャーになれなかった妖怪間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/8 01:25
#1750
がしゃどくろは誰の創作でしたっけ?
佐藤先生でしたかな?
でも音が連想されて最高の妖怪ですよね。
がしゃ、、だからいいですよね。これが、どひゃとか、べちゃとか
だと最悪!ここはクリエイテイブなセンスですよね。

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#1764妖怪創作者雪達磨 mail home4/8 13:25
#1756
どひゃどくろ。べちゃどくろ。それはそれで怖いです(笑)。

どの妖怪を誰が創作したのかはよく知らないのですが、他にどんな方がいらっしゃるのでしょうか?
『妖怪馬鹿』によれば、ズーやフォービを創ったのが中岡俊哉氏(サルードはここに入るのかな? よく知らないのですが・・・)、万年竹や樹木子を創ったと思われるのが水木しげる氏、そして佐藤氏。
考えようによっては、大映のスタッフもそうかも・・・

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#1755Re:ありがとうございます!間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/8 01:22
#1747
いえいえどうも
まだいますよ。外国妖怪はまさに佐藤先生のアートです。(?)
蠅女ナス
吸血鬼女ラミー
一本足妖怪サッシー
などがナイスです。

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#1765外国妖怪雪達磨 mail home4/8 13:30
#1755
モズマなんてのもいましたね。体の裏表が逆の。
あと、ウイプリ。あれも佐藤先生の創作なのでしょうか?
ウイプリに関しては、水木先生がまったく違う絵で描かれているので(しかも2パターンはあった・・・)、かなり困惑した記憶があります。

そういえばスキュレーは最高のアレンジだと思います。
あれを超えるスキュレーの姿は、まだ見たことがないです。

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#1751Re:わかりました。この本です。みやすけ 4/8 00:20
#1744
ひゃー、そんなすごい本があったんですか?
私(36歳)が子供の頃夢中で読んだ、佐藤有文氏の「日本妖怪図鑑」と「世界妖怪図鑑」をたしてパワーアップした感じですね(笑)。
やっぱり、映画に出てくる妖怪の写真なんかも載っているんでしょうね?(^o^)

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#1752わいらに翼が、、間 敏幸(壁塗伝説発見) mail home4/8 01:10
#1751
そうですね。みやすけさんとか私(間 敏幸もうすぐ35才)が影響受けたあの図鑑ののりなんですが、写真はなくイラストで押してます。
当然わいらには翼があり5mという大きさまで。冬場やまから雪雲にのって里で家畜をおそうとなっています。やはり佐藤ワールドののりで
それはそれで個性的です。